海揺録

自律とか、自由とかが、たぶんテーマです。以前は、精節録というブログ名でした。

春に向かう。

 

頭の習慣に、心がそっと石を置いて、流れを変える。

 

外には春の長雨が降りしきる。

 

水流は、無為の湖へと合流し、その時を待つ。

 

植えていた種が、水を浴びて、眠い目を擦る。

 

風が、空気の時代を変える。

古いものは新しく。

 

風がやめば、空気は文化になる。

新しいものは古く。

 

太陽の光の受け方で、空気は温度を変える。

温度は対流をうながし、風を呼ぶ。

 

どんな瞬間も、望まれてそこにあり、

次の瞬間の意味につながっている。

 

だから我々は、意味のために生きなくていいのだ。

 

生きたいように生きて、そして死ぬ。

それが本望の意味だ。