海揺録

自律とか、自由とかが、たぶんテーマです。以前は、精節録というブログ名でした。

思ったとおり、計算どおり。

統計的な推測を行うにあたって、どの確率を最大化するかという設定を間違わなければ、シミュレーションが現実に類似しているほど、それは未来のモデルになりうる。文字に起こせば、当たり前のことだけれど、その推測のシステムをつくろうという試みは、試行錯誤の連続だった。

 

システムの優位性についての仮定は、大抵が局所的な場合が多い。しかし、汎用的な優位性は存在する。それは、局所的な優位性の組み合わせによって実現することもあるし、そもそも原理的にそうなることが線形予測で示されている場合もあるし、それが安定的な権力によって規定されていることもある。

 

「いずれうまくいく」試みというものは、その試行が蓄積的なものであるほど、試行回数と時間に応じて「たしかにうまくいく」ものなのだ。

 

数年前から試行錯誤を繰り返してつくってきたシステムが、ついに画竜点睛を得たように思う。嬉しいとも、ほっとしたとも、うまく形容しがたい感覚で、ここから広がる浪漫を誰かと共有したいけれど、社会の平均値からみれば嘘のように思われかねない現実で、だからこんな記事を書いていた。