心理的な安定がなければ、
どんなに優れた環境も地獄に変わる。
心理的な安定さえあれば、
どんなに過酷な環境でもさして問題にならない。
だから、
環境を改善しようとする前に、
自分の心理的な安定感や
安心感を養うほうがよい。
傷ついたままの心を放置せず、
無意識に追いやられて堆積したままの恨みを
しっかりと発散してやり、
抑圧されたままの怒りを
どうにかして表現しよう。
そして、
エネルギーを搾取する人々や
ずるい人々とは
きちんと壁をつくって、
なるべく近づかないように。
そのためには、
自分のことに執着して
周りが見えなくなるような状況を改め、
よくよく人を観察するようにしよう。
観察においては、
都度都度の主観に惑わされないよう、
客観視ができるような
記録を残すといいかもしれない。
都度都度の解釈に頼っていては、
必ずと言っていいほど、
ずるい人々に騙されてしまう。
心の状態を良くするよりも、
生活の環境を良くする方が、
目に見えて分かりやすいし、
心理的な改善とは比較にならないほど簡単だが、
そこに甘んじているだけでは、
地獄から抜け出せはしない。