今日の夕飯の献立を考える。
今日、食べたいものを考える。
メインが決まったら、
サイドメニューには何が合うか考えたりする。
あるいは、誰かと一緒なら、
その人の好きなものだったりを、
飽きがこないような形で調整したりする。
献立ができたら、材料や調理器具を用意する。
食べたい時間に合わせて料理を進める。
調理が終わったら、お皿に盛り付けて、テーブルに並べる。
そこに人がいて、食卓が出来上がる。
それが繰り返される。これが毎日の食事になる。
毎回の食事が美味しいものであれば、毎日の食事も美味しいものになる。
美味しい食事は、毎回の積み重ねの中にある。
今日の幸せを考える。
今日、やりたいことを考える。
一番を決めたら、二番目あたりも決めておく。
あれもこれもは難しいけれど、一つに絞るのもまた難しい。
あるいは、誰かと一緒なら、
その人の好きなことだったりを、
飽きがこないような形で調整したりする。
やりたいことを決めたら、必要なものや場所を整える。
やりたい時間に合わせて、計画を進めていく。
試行錯誤しながら、とにかくやってみる。
そこに人がいて、喜怒哀楽が生まれる。
それが繰り返される。これが毎日の感情になる。
毎回の感情が感謝につながるものであれば、毎日もまた感謝につながる。
ありがたいと感じたときに幸せを実感するのであれば、
幸せな人生もまた、毎日の積み重ねの中にある。
おそらく、
料理の腕前が、日々の試行錯誤で練磨されていくように、
感謝の感覚も、日々の試行錯誤で練磨することができるだろう。
そうであれば、幸せとは日々の改善の問題となる。
つまり、いずれ辿り着くかもしれないといった妄想の類は阻却され、
今日の感覚という具体的な体感の積み重ねについて、向き合うようになる。
日々の思いと改善が、
まるで雪だるまをつくるように、
あらゆる喜びを自分の人生へと巻き込んでいく。
そんな気がする。