海揺録

依存や自律というものと向き合う中で考えたことを書いています。もしも、同じようなテーマについて考えている方がいれば、僕もその一人なので、共に考えていけたらとても嬉しいです。精節録というブログ名でした。

毎回と全体

今日の夕飯の献立を考える。

 

今日、食べたいものを考える。

 

メインが決まったら、

サイドメニューには何が合うか考えたりする。

 

あるいは、誰かと一緒なら、

その人の好きなものだったりを、

飽きがこないような形で調整したりする。

 

献立ができたら、材料や調理器具を用意する。

食べたい時間に合わせて料理を進める。

 

調理が終わったら、お皿に盛り付けて、テーブルに並べる。

そこに人がいて、食卓が出来上がる。

 

それが繰り返される。これが毎日の食事になる。

毎回の食事が美味しいものであれば、毎日の食事も美味しいものになる。

 

美味しい食事は、毎回の積み重ねの中にある。

 

 

 

今日の幸せを考える。

 

今日、やりたいことを考える。

 

一番を決めたら、二番目あたりも決めておく。

あれもこれもは難しいけれど、一つに絞るのもまた難しい。

 

あるいは、誰かと一緒なら、

その人の好きなことだったりを、

飽きがこないような形で調整したりする。

 

やりたいことを決めたら、必要なものや場所を整える。

やりたい時間に合わせて、計画を進めていく。

 

試行錯誤しながら、とにかくやってみる。

そこに人がいて、喜怒哀楽が生まれる。

 

それが繰り返される。これが毎日の感情になる。

毎回の感情が感謝につながるものであれば、毎日もまた感謝につながる。

 

ありがたいと感じたときに幸せを実感するのであれば、

幸せな人生もまた、毎日の積み重ねの中にある。

 

 

おそらく、

料理の腕前が、日々の試行錯誤で練磨されていくように、

感謝の感覚も、日々の試行錯誤で練磨することができるだろう。

 

そうであれば、幸せとは日々の改善の問題となる。

つまり、いずれ辿り着くかもしれないといった妄想の類は阻却され、

今日の感覚という具体的な体感の積み重ねについて、向き合うようになる。

 

日々の思いと改善が、

まるで雪だるまをつくるように、

あらゆる喜びを自分の人生へと巻き込んでいく。

 

そんな気がする。