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精節録 —オナ禁で得た知見—

依存や自律というものと向き合う中で考えたことを書いています。もしも、同じようなテーマについて考えている方がいれば、僕もその一人なので、共に考えていけたらとても嬉しいです。

「淫欲の虫」

芋虫をみた。

 

透明な円筒形の連なりに、

ところどころ桃色がかった姿をしている。

肢体は、波打つようにくねらせている。

疣足と口は、常に何かを喰らおうとして、絶えず動いている。

 

どうやら、身体と精神の全てに巣喰っており、

それを喰らい蔓延っているようだ。

 

さて、淫欲の水が、私の心身の器に注がれると、

奴は、その水を、体皮の全体で吸い込むようにして肥大していく。

 

まるで満足など永遠に知らないかのようなこの生物に、

喰われ続ける恐怖で、目が醒めた。

 

 

 

 

 

 

 
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